季刊誌『モラロジー道徳教育』に投稿されたエッセイを集めました。

September 2, 2019

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 私が受け持っている小学校四年生のA君は、二年生の時に転校してきた。運動が得意で足は速く、ドッジボールでは六年生にボールをどんどん当ててしまう。係の仕事や手伝いなどもすすんで行うことができ、とても頼りになる存在だった。しかし一つだけ欠点があった。それは、勉強になると「どうせ僕はできないから。バカだから」と、運動や生活の中での表情とは、真逆になる。


 四年生になり、再び担任をすることができた。「陸上大会に出たい」と言うように、彼は少し...

 私は以前学校に行くのがいやで、みんなを困らせていました。そんな時、私を変えてくれたのは、おばあちゃんでした。


 夏休みに、私はおばあちゃんの家に行きました。おばあちゃんが大好きな私は、何をしてもあっという間に過ぎてしまいます。とうとう別れの日が来てしまいました。別れをおしむ私にお守りをくれたのは、おばあちゃんでした。「手作り?」と聞くと、「そうだよ、学校にいけるようになったら開けてみてね」といつものやさしい声で言ってくれたので、私...

「おつかれさん。」

 僕が、仕事から帰ってきたお母さんにいつも言う言葉です。お父さんはおらず、三人兄弟にいつもおいしいご飯を作ってくれます。だから、毎日、お母さんに言っている言葉があります。それは、

「ありがとう。」

です。お母さんは、その言葉を聞くと、つかれ等さまざまな感情がふきとんでいくようです。

 僕は、このようにちょっとしかお母さんを楽にさせてあげられません。だけど、少しでもお母さんを楽にできるのだったら、僕は、本当に、「ありがとう...

December 1, 2018

 私が中学二年で受け持ったAくんは、私立中学校から転校してきて何かと友達とトラブルを起こす生徒であった。しかし、彼は、野球部では顧問の言うことはよく聞き、真面目に練習に励んだ。

 三年生の時である。家庭訪問で、彼は勉強部屋を見せてくれた。部屋には大きな姿見があり、ここで、野球のバッティングフォームを研究していたのだ。その時に「先生、今年の体育祭では、応援団長として立候補したいのです。その時にはよろしくお願いします」という言葉を聞いた。

...

 私は地震があって、家族と共にいられることを大切にしたいと思いました。今まで、私は家族とけんかなどをすると「もう一緒にいたくない」と思ってしまったりしました。でも地震があり、その思いが変わりました。

 地震後、私は長崎へ行き、家族と離れることになりました。そこでは、いとこと一緒に生活したり長崎の学校に登校したりすることもでき新しい出会い、楽しみがたくさんありました。しかし、私は熊本に帰りたいと思いました。不便な生活をしてでも、やはり家...

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