September 2, 2019

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 私が受け持っている小学校四年生のA君は、二年生の時に転校してきた。運動が得意で足は速く、ドッジボールでは六年生にボールをどんどん当ててしまう。係の仕事や手伝いなどもすすんで行うことができ、とても頼りになる存在だった。しかし一つだけ欠点があった。それは、勉強になると「どうせ僕はできないから。バカだから」と、運動や生活の中での表情とは、真逆になる。


 四年生になり、再び担任をすることができた。「陸上大会に出たい」と言うように、彼は少しずつ変わり始めてきた。もちろん、タイムだけで見たら、出られるタイムである。しかし、部活動を始めたばかり...

 私は以前学校に行くのがいやで、みんなを困らせていました。そんな時、私を変えてくれたのは、おばあちゃんでした。


 夏休みに、私はおばあちゃんの家に行きました。おばあちゃんが大好きな私は、何をしてもあっという間に過ぎてしまいます。とうとう別れの日が来てしまいました。別れをおしむ私にお守りをくれたのは、おばあちゃんでした。「手作り?」と聞くと、「そうだよ、学校にいけるようになったら開けてみてね」といつものやさしい声で言ってくれたので、私はがんばろうと思いました。それから私は、 学校に行けるようになりました。おばあちゃんがくれたお守りを開...

 昨年12月22日(土)、23日(日)に第7回教育者モラロジー研修会がモラロジー研究所(千葉県柏市)で開催されました。参加者は80名、内現職教員は34名でした。
 その中で、学校と地域が一体になった道徳教育のあり方の実践発表をさせていただきました。各校の実践のヒントにしていただけたら幸いです。

一 はじめに
 三原村は、四万十市から車で30分ほどの所、標高120メートルの高原に位置します。自然豊かな地域です。人口が、1,500人ほどの典型的な少子高齢化の地域です。
 平成25年度に、高知県の「道徳教育地域連携事業」を村が受けました。こ...

1 その背景と思い
 毎日の食事の三度三度に、どの家でも、どの教室でも、みんな言っている「戴(いただ)きます」と「御馳走様(ごちそうさま)」という言葉には、どんな意味が込められているのだろうか。誰でもが言い親しんでいる言葉だが、意外にその意味は知られていない。
 この授業によって、日本の伝統的な言語文化の素晴らしさと奥深さを理解させたい。それは、単に言語文化の理解に留まらず、日本人の根本的な食文化に対する考え方や心の持ち方にまで思いを致すことに役立つに違いない。

2 授業の主な進行
①「自分一人で食事をする時の挨拶について考えてみよう...

 平成30年度から道徳が教科化されることを踏まえ、平成7年度から継続実践することで、深化・発展させた道徳の実践を検証し論文にまとめました。 
 その結果、平成28年度上廣道徳教育優秀賞を受賞。平成30年度東海三県道徳教育研修会で発表、概略を紹介します。

Ⅰ 研究の構想と構造
1 主題の解釈
○「心みつけのノート」は、その子と家族の成長の足跡であり、道徳の時間を核として、学校行事などの節目に見つけた心を記録するノートである。また、答えが一つではない問題を道徳的課題として捉え、考えたり議論したりした内容を記録していくものになっている。
○...

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