2019年2月25日(月)に江戸川ニューモラル教育研究会が西小岩コミュニティにて開催されました。 その中で、道徳科の評価について発表をさせていただきました。各校で活用していただければ幸いです。

1 はじめに
 道徳科元年の年に、私は麗澤大学大学院に新設された道徳教育専攻科で学びの機会を得ています。研究テーマは「児童生徒の道徳性の発達を促す指導と評価の在り方について」であり、副題として「認め、励ます個人内評価を通して」としました。本稿は、修士課程1年目を終えての途中報告になります。

2 教科化の背景
 教科「道徳」の背景には、「いじめ問...

1 生まれた疑問
 前回は構造的な板書を生かし児童の問題解決的な思考を助ける展開例について紹介した。
 道徳が教科化され、小学校の量的確保は確実に進んでいると感じている。また、指導すべき内容が明確になり、ブレない授業が行われるようになってきた。
 私も、この1年間、主題を提示し、早い段階で共通の問題意識を持って取り組むことのできる授業づくりを模索してきた。
 年間指導計画に沿って計画的に授業を進めるにあたり、教科書に示された主題名を手掛かりに問いを用意することは、ある意味で当然の流れであると思う。
 しかし、一方でこうした授業が価値...

◆道徳科の課題
 小中学校における「道徳の時間」が「特別の教科 道徳」(道徳科)として教科化されることによって、年間三十五単位時間が確実に実施されるとともに、子供たちが道徳的価値についてこれまで以上に深く考えるようになり、道徳教育が一層充実したものになることが期待されます。


 この道徳科は「学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要」に位置づけられ、道徳科の授業においては、これまでの「読み物道徳」から問題解決的な学習や体験的な学習への転換が求められます。ともすれば読み物教材で登場人物の心情を読み取ることに終始して道徳的価値に迫ること...

1「脳科学と教育」研究の歩み

 本連載を始めるにあたり、脳科学と教育に関する研究の歩みを振り返ると、経済協力開発機構(OECD)の教育革新センターが一九九九年に、「学習科学と脳科学」という国際研究プロジェクトを開始したのが発端である。


 第一期の一九九九〜二〇〇一年には、脳科学の到達点を集成する作業が行われ、言語習得のメカニズムなど、学習の科学についての知見がまとめられた。二〇〇二〜二〇〇五年の第二期には、アメリカが「脳の発達と読み書きの能力」、ヨーロッパが「脳の発達と計算学習」、そして日本が「脳の発達と生涯にわたる学習」に関する研究...

September 2, 2019

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 私が受け持っている小学校四年生のA君は、二年生の時に転校してきた。運動が得意で足は速く、ドッジボールでは六年生にボールをどんどん当ててしまう。係の仕事や手伝いなどもすすんで行うことができ、とても頼りになる存在だった。しかし一つだけ欠点があった。それは、勉強になると「どうせ僕はできないから。バカだから」と、運動や生活の中での表情とは、真逆になる。


 四年生になり、再び担任をすることができた。「陸上大会に出たい」と言うように、彼は少しずつ変わり始めてきた。もちろん、タイムだけで見たら、出られるタイムである。しかし、部活動を始めたばかり...

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